2024年5月7日火曜日
まーるく生きよう 丸石神
庭からでてきた石を乗せただけの「我が家の石仏」
これは、東光 東大宇宙線研究所の下にある「丸石神」
はじめて見たとき「なにコレ、たこ焼き!」とびっくりしました
お賽銭ものっていて、地域の方々に大事にされています
調べてみると、山梨、甲斐の国では
路傍の「丸石神」を道祖神として祀る神秘的な信仰があります
2002年の調査で判明した山梨県内の「丸石神」は
造立年代がわかるもの394、年代未詳のもの708、合計1,102 確認されています
「双体道祖神」の348にくらべ圧倒的に「丸石神」が多いことがわかります
(山梨県史 民俗編より)
明野からの生活圏で「丸石神」を意識しながら走っていると
あるある! ご近所にもたくさんありました
永井の交差点近く
鏡餅みたいですが、これもかな?
明野中学校の桜の下に
須玉町 大蔵の橋のたもとに
須玉町 若神子(わかみこ)の諏訪神社
後ろの山上に巨岩があり、大石神社とも云う
韮崎市 絵見堂(えみどう)交差点の近く
バランスゲームみたいな丸石神
韮崎市 相垈(あいぬた)交差点
うしろが工事中なのが残念ですが、きれいな正円です
敷島西町 島嘉商店の前
肉マンみたいな丸石神(横長、俵形、卵型などもあるようです)
上宿公民館
敷島町は「金峰山」へ向かう九つの「御嶽道」のうちのひとつ
御嶽道の路傍には丸石神が多くあるようです
須玉町 大豆生田(まみょうだ)の甲子橋
双体道祖神や男根などのお馴染みの道祖神とは異なり、
なぜ 石ころを道祖神として祀るのか?
なぜ 神の姿を丸石に求めたのか?
なぜ 甲斐の国に多いのか?
川で丸くなった自然の石か?
火山活動の産物の石?
など、多くの謎につつまれた「丸石神」
ここでは、路傍に「丸石神」があるのが日常の風景
生活に溶け込んだ素朴な信仰心、山梨の深い歴史を感じます
参考書籍「丸石神」庶民のなかに生きる神のかたち
「山梨県史」民俗編
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