2020年12月25日金曜日

「甲州親子だるま」と「うしの土鈴」


甲府市にある「民芸工房 がくなん」を訪ねました


「甲州親子だるま」やポップな「十二支の土鈴」をコツコツとつくっている小さな工房です

かつては農家の副業だった「甲州だるまは」400年の歴史があり、
子だるまを抱えたユニークな「白い親子だるま」は江戸時代に生まれたそうです



いまは「牛の土鈴」づくりのピーク!
一つづつ思いを込めてをつくり、武田神社などで販売されるそうです


そんな忙しい時期なのに
「甲州だるま」の由来を一生懸命に説明してくれた二代目の斎藤岳南さん

繭や綿の豊作を願った白だるま…
立派な髭をたくわえた子だるま…
顔の彫りが深く鼻が高いのは信玄がモチーフ…
などの、楽しいお話をいっぱい教えてくれました


白いのが「甲州親子だるま」の特徴ですが
なんと年間に10個も作らないという「赤いバージョン」がありました(迷わず購入!)


いまでは「甲州だるま」をつくるのは岳南さん一人だけになってしまいましたが、
息子さんも工房に入ってくれたので一安心だそうです


昔の大きなだるまの「木型」が眠っていました
「いつか、展示館をつくりたい」としみじみと語っていたのが印象的でした



「白い親子だるま」を眺めるのは、初代の岳南さん
まさに、二代にわたった「親子だるま」ですね










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