明野の空
2024年11月3日日曜日
52年前の明野と寅さん
フーテンの寅さんのロケが明野で行われた話しは
お年寄りからよく聞く、明野では有名な事件です
明野が舞台になったのは、昭和47年公開の第10作「男はつらいよ 寅次郎 夢枕」
マドンナは八千草薫、旧家の奥様に田中絹代という豪華キャスト
当時、明野村は相当な騒ぎになったことでしょう
いくつかのロケ地めぐってみました
本当は映画シーンの画像も並べて、現在と比較したいのですが
著作権に触れるので下記の動画配信サイトなどで確認してもらうと楽しいですよ
(ちなみにネットフリックスでは11月29日までの配信です)
松竹シネマクラシックス「男はつらいよ」
寅さんと旧家の奥様(田中絹代)が、テキ屋仲間のお墓参りをするシーン
場所/明野町浅尾 大福寺の近くの共同墓地
墓石の数がずいぶん増えました
秋風の中、田中絹代に見送られて立ち去る 美しいシーン(映画の中でも柿がなっていました)
場所/明野町浅尾 三嶋神社の近くの交差点の石仏群
寅さんと登が蔵の前で住職に道を聞くシーン
場所/明野町浅尾 ホタル食堂の近く、映画では土壁の蔵だが現在はなまこ壁に改築されている
小屋の中で二人がはしゃぎながらバスを待つシーン
映画ではこの角に、ボロボロの小屋付きのバス停があった
場所/現在は手前に移動した明野町小笠原の大内バス停
うしろの山は、茅ヶ岳と金ヶ岳
寅さんが神社の縁日で古本(中三時代ほか)を啖呵売するシーン
「四谷、赤坂、麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姐ちゃん立ちションベン」
場所/須玉町江草 唐土神社、映画の印象よりも小さな神社です
村人が茶屋の前でお正月の挨拶をかわすシーン
場所/唐土神社から上って23号と交わる所(いまはよろず屋かな)
寅さんと登が茶屋から出てくるシーン(映画では、名物きのこそばの旗がなびいてる)
場所/上と同じ
橋の上で、寅さんが晴れ着の娘達にちょっかいを出す 映画のラストシーン
場所/塩川にかかる、明野町下神取の清水橋
映画では雰囲気のある木橋でしたが、現在はコンクリートと鉄の立派な橋になってます
追伸(11月7日)
寅さんが畑の中のカーブした道を歩いてくるシーン
映画では、左右が畑の土の農道でした
南アルプスの稜線からするとこの辺り、この角度からの眺めだと思うが?
あまりにも当時の雰囲気と違ってます
ポイントは左右に流れる南沢川
河原の木々が大きく育って、南アルプスを隠してしまっています
ロケ地「大内バス停」もすぐ近くなので、やっぱりここだな!
場所/明野町三之蔵の三之蔵バス停近く
写真の奥に中央高速道路が走っていて結構な騒音です
昭和47年頃には中央高速は開通していませんので、
役者と撮影クルーは甲州街道を通って明野まで来たのでしょう
ほかにも、場所の確認はできていませんが、「ここは明野だな」というシーンがあります
ぜひ動画配信サイトなどで寅さんをご覧ください
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